怪我 前十字靭帯損傷について

■前十字靭帯損傷(ACL損傷)
【概念】
 着地や踏み切り動作などで生じる非接触型損傷が多く、比較的軽微な外傷でも生じ得る。放置した場合に、半月板や関節軟骨などの他の関節構成体に二次的な損傷を生じる頻度がが高く、スポーツを継続するためには手術を要することが多い。
【臨床症状】
 急性期には関節血症と疼痛のみが症状であることも多い。通常、疼痛が消退すると日常生活には復帰可能であるが、競技レベルのスポーツ活動は関節の不安定感のために継続できないことが多い。不安定性が強いと日常生活でも、急な方向転換などで膝崩れを生じる。膝崩れを繰り返し二次的に半月板損傷を生じると、次第に疼痛や関節水症が認められ、さらに悪化すると二次性変形性関節症に進行する。
【受傷機転】
 具体的なACL損傷の受傷機転として次の例を挙げる
下腿の外反外旋により内側側副靭帯損傷に合併して起こるもの
急激なストップやジャンプの着地の際に大腿の外旋または下腿の内旋に膝外反が加わったときに起こるもの
前方よりタックルを受けたときのように膝の過伸展によるもの
外後方から脛骨上端へタックルを受けたときのように脛骨上端外側の前方移動強制で起こるもの
大腿四頭筋の自家筋力によるものなどがある
【評価】
①問診
②視診
③触診
④ROM検査
⑤筋力検査
⑥特殊テスト
・前方不安定性をみるテスト(ACLに対するテスト)
  前方不安定性をみるテストを行う際、PCL損傷の存在を考慮すべきである。PCL損傷があると重力により脛骨が後方へ移動してしまうため、見かけ上、前方へ移動した印象を受けてしまう。また、急性期の場合にはLachmanテストの方がより正確であるという報告もある。
①Lachman Test
②Nテスト
③前方引き出しテスト
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